私的に‘80年代を語る!
性差を肯定するスタンスから! ・・・などと言いながら、単に私的な趣味を語るのであった。


・・・そうです。性別による差というものは、厳然と実存するのであります! だってワタシはオトコはキライだもの。ワタシはオトコだから、オンナを 愛する!オトコを性的(?)には愛せない!
これを男女差別と言うなら 〜オンナを愛するのと同じにオトコを愛せと 言われるなら〜 ワタシは差別主義者でけっこう、けっこう。

というわけで、ここではワタシが80年代にこよなく愛した女性たちを特集 します。


その@・三田寛子さま!
あれは中学の頃だったでしょうか、映画の「みゆき」。宇佐美ゆかりと、我が 三田寛子さまが出演なさっておられたんです。これが最初の「三田体験」だった です。(ちなみにこの映画には、今とゼンゼンイメージの違う永瀬正敏も出演 してます。余談。)
第二の「三田体験」は、風邪クスリ「ルル」のCM!! 3〜4年くらい続けて 「ルルの顔」でらっしゃったですね。だれかビデオもってない?
CMといえば、あれはなんだっけ、当時中日にいた田尾と共演してたやつ。 三田さまがとある土手を自転車で走ってる、と、ふと足をとめ、
”あ、あのひと・・・”
その視線の先には、土手の下で一心不乱に素振りしてる田尾が・・・というやつ。 そうそう、BGMは村下孝蔵「初恋」の、三田さまのカバーバージョンでした。 ワタシは買ったね、レコード。初恋の三田さまバージョン。
・・・あれから幾年月か過ぎ、今や三田さまも、なんとか言う歌舞伎役者の方と ご結婚なされてしまった。・・・。
そのA・高井麻巳子さま
この項を書くために、かつてバカ高校生だった頃に買ったおニャン子グッズを 探してるんですが、ナゼかどこにもない。駄菓子屋で売ってたバッタもんの 会員カード(なんと「おニャン子クラブ」の「会員証」なるものを売ってたのだ)は、 一体いずこへ失せてしまったのでしょうか。今、ワタシはワタシの人生の中で、 高井さまご成婚の第一報を耳にした瞬間と同レベルのショックを受けております。 あれが無くなるなんて・・・!

失せ物については後でゆっくり探すことにして、高井さま。
うしろゆびさされ組で、ゆうゆ(も好きだった)といっしょに佳曲をあまた モノしておられる。「バナナの涙」「象さんのすきゃんてぃ」・・・。いずれも 今思えばアホなタイトルだなぁ。でも、歌ってる人の美しさには、タイトルのアホ さなどなんの関係もないのだ。
あと、映画!「恋する女たち」!大森一樹監督作品ですが、こちらにも出演 (マコトにザンネンながら、主演ではなかった)されています。

で、あろうことか、人気絶頂期に、突然結婚しちゃったのだ!さらにあろうことか、 相手が秋元康。おニャン子関係の仕掛人です。オマエ、それはシャレになんないだろー!! ・・・と、思いましたね。いや、今でも思ってる。あれはないよ。
で、高井さま、今なにをなさってるのかと思ったら、なんか「秋元麻巳子」名で、 角川文庫のなんとかっていう本に解説を書いてらっしゃってたりするみたいですね。 そうか、「秋元」なんだなぁ。
そのB・AVギャルのみなさん
AV、ええ、よく観ましたよ、はい。って、もうここ何年観てないけど、かつて、 それこそ80年代の中盤くらいまでは、そりゃまぁ、よう観ました。
このことは、単にワタシがスケベであったということばかりではなく、80年代初頭 くらいから、流行ったんですね、AVが。
最初の頃っていうのは、まぁナンでもそうだけれども、非常にレベル的な難が 目立ったもんです。はっきり言うと、とんでもない女というか娘ばっかしだった。 「オマエはとりあえずブラウン管にでちゃダメ!」というレベルの娘が、ヒジョーに 多かったです。
それが、少しづつ、レベルが上がっていった。視聴するワレワレに「もっといい オンナを出せ!」と主張させるだけのパワーのあるメディアだったというわけです。

で、少しづつ出演者のレベルが上がっていって、全体レベルがある節目のラインを クリアしていく度に、なんというか、それこそメジャーなメディアでも取り上げ られるような人気を獲得する人が出て来ました。
*秋元ともみ*
「美少女路線」の魁(さきがけ)の方です。「卒業します」「青空に星いっぱい (だったかな?ヘンなタイトルだ)」。内容はヒジョーにソフトで、今だったら 訴えられちゃうかもしれない。「サギだ!」って言って。でも、ココロときめく内容 でしたよ、うん。
*直木亜弓*
この方もモロ「美少女路線」の方。あんまし名前は知られてないかもしんないな。 でも、マジで美少女でした。
*小林ひとみ*
「美少女」じゃなくて「美女」という路線の方でした。管理人は昔、AV制作 現場でバイト(こんなにいやなバイトは無かった)してたことがありまして、そんな 縁でこの当時のギョ−カイのハナシを未だに耳にすることがよくあるのですが、 この方をとりまく環境について、良い話を聞いたことがありません。搾取・・・。 今はどうしてるんだろうか・・・。
*桜樹ルイ*
「美少女」で且つ「ハード」である、という、AVにおける理想像を体現 した方です。人気が出るにきまってる。
*樹まり子*
桜樹ルイと同時期に活躍した方です。やはり「美女」で且つ「ハード」でしたな。
*かわいさとみ*
思いっきり美少女であるにも関わらず、当時としては番外なハードさ (って言ってもたいしたことはない)が印象的。「ぼくの太陽」。
*「そっくりさん」たち*
松友伊代、新田恵美、星ひとみ(早見優)など、そっくりさんの皆さんも 多く出ました。星ひとみさんには、ワタシの友人が吉原のソープで再会(?) した。いい人だったそうです。
・・・きりがない。

いわゆる性的な意味だけでなく、彼女たちの功績は大きいんです。「ビデオデッキ」という ハードがあれだけ普及した、その理由のひとつには、まちがいなくアダルト ビデオの存在があった、といわれてます。つまり、家電メーカーや電気商は、多少は 彼女たちによって恩恵を受けてるわけですな。
で、そんなあのときの「マドンナ」たちは、今どうしてるんだろう。いわば アンダーグラウンドなところから、日本の経済をホンのちょっととはいえ担った彼女 たち。聞くところによると、なかには悲惨な環境にある方も少なくないようです。 田口ゆかりさんは数年前、なんか窃盗で逮捕されてましたね。留守中の民家に侵入 して、現金2万だか3万だかを盗んだ、と。で、所持金は数百円だったとか・・・。
職業に貴賎の別は無いはずなのになぁ。しかも、彼女たちににある意味救われてた オトコって、モノスゴク多いはずなのに。
そのC・オールナイターズ
こないだビックリしました。山崎美貴さまが、なんか結婚されたそうです。 「おかわりシスターズ」、覚えてらっしゃいます?

’80年代の初めころ、なんだか「女子大生ブーム」みたいなものがあったんですね。 このブームを作ったのか、はたまた乗ったのか、当時フジテレビ系列で土曜日の 深夜に「オールナイトフジ」という番組があったんです。「オールナイトフジ」。 考えてみたら、面白みのないタイトルですな。「オールナイトニッポン」のテレビ版、 ってことなわけだ。
とにかくそういう番組がありまして、そこに、女子大生が大量にレギュラー出演 してまして、そんな人達を番組では「オールナイターズ」と総称してたんです。
で、最初は単なる「にぎやかし」というか、アシスタントだったんだけども、ひとつの ノリみたいな形でできたひと括りが「おかわりシスターズ」とか、いろいろ。
「おかわりシスターズ」、山崎美貴さんに、松尾羽純さん、深谷智子さんの3人組。 シングルレコードも出してましたね。「恋をアンコール」とかね。

当時ワタクシは中学生だったんですが、こういう、いわゆるタレントじゃない人が レコード出したりっていうこと、なんかとても新鮮というか、ヘンな感じがしたのを 覚えてます。で、ある意味それは、こういう仕組みをプロデュースした人たちの 思うツボだったりするんだろうな。そして、こういうプロデューサー諸氏も、 既成の「(アイドル)タレント」ってものに限界を感じ始めてたりしたんだと思われ ます。「この娘たちはタレントじゃない。あなた(=視聴者)とおなじフツーの娘 なんですよ」ってことが言いたいわけだ。で、この発想というか思考って、 「ワタシたちのやってるのは、売春じゃない!援助交際です!」っていうのとかと おんなじだ。どっちもいっしょ、っていう意味で。

こういう非芸能人(というスタンス)の人を集めて、めぼしいのを順番にデビュー させるというシステムは、土曜深夜の「オールナイトフジ」によってテストされ、 平日夕方の「夕焼けニャンニャン」で本格的になり、・・・あれ?後が続いてない なぁ。
そのD・サタデー・ナイト・ショー(関東地方限定)
「土曜の夜」で思い出しました。「オールナイト・フジ」とほぼ同時刻には、民放各局 で同工異曲の深夜番組が放送されていました。例えば日本テレビでは「TV海賊 チャンネル」とか、その他いろいろあったけなぁ。
で、その中でもっとも歴史が古く、且つもっともマイナーだったのがTV東京 「サタデー・ナイト・ショー」。でも、管理人は、この番組がタイヘン好きだったです。
ジャンルとしては、いわば「オトナのバラエティ番組」とでもいいましょうか。司会は 当時まだマイナーだった明石家さんま(!)。で、管理人はアシスタントが好きだったのだ。 (にっかつ)ロマンポルノのアイドル寺島まゆみに、美保純。 そして、あの可愛かずみさま!こういった面々が、確か都内各地の フーゾク店をレポートしたり、「おいろけスター千一夜」(時代 を感じさせるタイトルだなぁ)のコーナーでは、新作にっかつロマンポルノ作品 がプロモーションされたり・・・。
「サタデー・ナイト・ショー」を観て、そのあと「オールナイト・フジ」を観て、寝る。 これが土曜の夜のパターンだったですな。それにしても、可愛かずみさまは、残念でした・・・。


「そのD」まで書き進んで、ようやく気づきました。このネタ、書き始めるとキリ が無い。
とにかく、かような次第において、ワタシは現在にいたるまで、オンナを愛する のであります。


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