11月になりましたね・・・タイトルのことなど。

当管理人はWeb制作の仕事「も」やってまして、その関係で最近「ウェブログ(以下blog)」というものに関わる機会がなにげにいくつかありました。
そんなわけで、いわば私的勉強のつもりでこのblogを立ち上げた次第ですが、立ち上げたものの、blogの機能etcには全く無知、ゆえにWeb世界の中で「blogでなければならないこと」がどういうものなのか、っていうかそういうものがある(ありうる)のかどうかも定かではない、という状態です。
せっかく立ち上げたんだから、まぁとにかく続けていこうか。その中で新たな発見・発展もあるやもしれぬ、というような心持ちでおります。


沢木耕太郎氏の著作に「深夜特急」というのがありまして、管理人はこれを・・・ああ、もう10年も経ちますが、その当時大げさでなく熱狂して読みまして、単純軽薄なことにその影響でもって日本中(「世界」でないところが氏との大いなる差か)をブラブラ放浪というか徘徊してるわけですが、その中に出てくるのが「飛光よ!飛光よ!」という言葉です。
この言葉は先般刊行された氏の初の全集の第4集にも出てきますが、当blogのタイトルはそこから頂きました。
出典は、李賀の詩の一節だそうで、
飛光飛光
勧爾一杯酒

というものだそうです。
・・・いや、意味なんぞわかりません。わかりませんが、香港での夜、氏がこの単語に妙に心引かれたというそのキモチ、なんとなくわかるような語感・・・というか字面ではありませんか・・・?
光が飛ぶ・・・まさに香港の夜は、様々な色・強さ・明るさの光が不休で飛び交っているような感じなんだろうな、そして、それはおそらく「旅」において、そのものの意味の象徴なのかもしれない、とか。
雑多な光が飛び交う、「旅」も、もしかしたら人生も、飛び交う光のようなものかもしれない。
決してそれは空しいものではなく、といって恒久性が保証されてるほど安定してるものでもない。
だから面白いのか、などなど。
そんなことを考えつつ、このblogを艱難辛苦を乗り越えてインストール(いや、これはなにげにヤッカイでした)し、タイトルをつけ、公開に至って一段落、思い立ってこの「飛光」の意味を調べてみました。
飛光・・・〓は妓女と遊ぶ(中国簡体字)
??
・・・では「妓女」とはなんぞや?・・・まぁなんとなく意味の判る字面ではありますが、さらに調べると、
ぎじょ ―ぢよ 【妓女/伎女】< (1)遊び女。娼妓(しようぎ)。
・・・「旅」と「飛光」とを結びつけると、なんだか東南アジアとかで女漁りしてるみたいになっちゃうのでありました。
有る意味出だしから頓挫している当blogです。