東国原知事の知事就任・発登庁時、花束を渡してた娘がかわいいってことで話題になっている由。
みてみたらホントにかわいかった。うん、かわいい。
でも、あんまし可愛い可愛いってメディアが持ち上げちゃうのは、ちょっとかわいそうだなぁ、と。
彼女は23歳、勤続4年目だとのことで、おそらくは地元の高校卒業後県庁に就職されたのでしょう。
地方都市ではいわゆる「役所」の職員は相対的に「高給取り」で、就職競争率もそれなりに激しいんだそうなので、彼女はきっと優秀な高校生だったんだろうと思う。
で、地元県庁に就職できて、秘書課に配属され事務員となり、で、とりあえず生活の安定も保証され、あとはエリートの男でもつかまえて永久就職し、安穏に暮らす、というのが規定路線だったりするはず。
・・・ってまぁ上記はかなり想像というか妄想も入ってますが(笑)、要するにいわゆる「普通の娘」なはずだと思う次第です。
それが、今度の選挙で当選した新知事がいわゆる有名人で、発登庁時はマスコミなんかも沢山くるだろうから花束贈呈なんかもガッチリやっとかないといかんなぁ、だれか若い娘で可愛いのはいない?ああ、秘書課の彼女なんかいいんじゃないスか?みたいなことで贈呈役に選ばれ、その結果案の定各局のバカTVカメラにさらされ、やれ「癒し系美人秘書」だとかなんとか持ち上げられ、はやされ、果ては、なんか「インターネット」で中傷されたりなんかしてるんだそうで。
彼女はエリマキトカゲとか、二足直立するなんとかグマとか、多摩川のアザラシとかそういう類とは違うんですよ。
レッキとした人間で、しかもおそらくはワタシなどとは違って非常にマジメかつ優秀な娘さんなんです。
そっとしといてやれよぇ!と思うわけです。
花束贈呈した娘がかわいいからナンだってんだよぉ!と、ワタクシは心の底から思い、彼女がさらにバカな婦人雑誌にプライベートをさらされたりしないことを切に祈ります。
“なぎさサンの彼氏は○○だった!”
とか、
“買い物姿を本誌が特写!”
とか。
・・・ああ、ヤだなぁ。ホントそっとしてあげて頂きたい。
あと、彼女は別にヒガシの秘書ってわけではなく、秘書課に配属された事務員、ってことなのだそうなので、おそらくそうそう知事と仕事する・・・どころか知事とそうそう年中対面することも無いんだろうし、また思うに数年で異動しちゃったりするんだろうと思う。
なので、タレント出身知事に美人秘書!みたいな括りも・・・いかにもバカTV局の好みそうなネタというかシチュだったりはするんですが、それはあんまし正確じゃないんじゃないか、と。