「なんだかよくわからない」

「ボクシング:右の王者・内藤vs左の亀田興 29日ゴング」
http://mainichi.jp/enta/sports/general/news/20091128k0000m050080000c.html
だそうです。
まぁとりあえず一読頂きたい。
そうか、毎日の予想は「亀田有利」なのか。
そうか、そうなのか。
・・・私が間違ってるんだろうか。毎日に限らず、亀田有利としている人が非常に多い気がします。それも、いわゆる「専門家」「事情通」的な人に。
私はもう30年くらいこの競技を観てきていますが、正直、亀田の勝つ展開が全く想像できません。
どうやれば内藤に勝てると思ってるのか不明です。
それくらい両者には本質的な実力差がある、と思っています。
なので、
> 亀田興が勝るのはフットワークとカウンターセンス。鋭く出入りしながら右ジャブや
> 左ストレートを当てれば、内藤は追いきれない。ガードを固めてプレッシャーを掛け、
> 相手の出はなに左カウンターを突き刺す戦法もある。
> 勝敗の行方は12歳若い挑戦者の戦い方次第。亀田興がヒットアンドアウエーに徹し、
> 判定勝ちする可能性が高い。
こういう記述を見ると、いやホントにビックリ仰天です。
決して皮肉ではなく、来住記者は亀田のどの試合を観てそう感じ、またこう判断するに至ったのか、もうちょっと詳しくお話を賜りたいところです。


私は決して、殊更なアンチ亀田ではありません。
亀田選手そのものは、確かに素質もあり、その体つきから察するにストイックなトレーニングを真面目にこなしている様子です。
彼が考えなければならないのは、与えられた対戦相手に「勝つ」、そのことのみであるべきで、実際彼はそういうオノレに課せられたボクサーとしての使命に忠実に従って今日まできています。
とにかく彼はボクサーとしての義務である「勝つための努力」を十二分にし、どんな対戦相手であろうとも、唯一無二の目的である「勝利」を得ている。
だから、彼、亀田興毅は、少なくともその部分において充分素晴らしいボクサーです。それは、ちゃんと、わかる人がみればわかる事です。
誰に恥じる事はない。恥じなきゃいけないのは、その周りのろくでもないオトナたちなのであって、彼は決して必要以上の責を負うべきではないと思っています。
・・・ただそういうこととは別に、今回の試合について、私はどうしても亀田有利とは思えません。
だから「なんだかよくわからない」となる次第です。
 
 
もうひとつ表題のように感じられるのは、TBS。
http://npn.co.jp/article/detail/14405765/
> 同局の片山譲治プロデューサーは「変に脚色しないように生の情報を伝えていけたら。
> 真実をみてほしい」と力説する。
で、
> TBS関係者は声を潜めて言う。「実は『さんまのスーパーからくりTV』とのコラボレーション
> を予定しています。番組内の企画で、平岡アンディ君というボクシング少年が
> いるんですが、彼が内藤選手の大ファンなんですよ。当日は、アンディ君が来場して
> ほぼリアルタイムで現場の映像と番組をつなぐんです」
って、・・・これがホントだとしたら・・・このオッサンはアホか。
平岡アンディ君だとか「さんまのスーパーからくりTV」だとか・・・こういうのが正に「変な脚色」なんだ、ってことくらい、地上波キー局のPまでやってるような人がわかってない、なんてことが有り得るんだろうか。
いわゆる「不祥事」の目立つこの局だが、それくらいの見識さえ無いなんてこと、これはさすがに無いと思うんですが・・・。
事程左様に、実にいろんなことが「なんだかよくわからない」な一戦、いよいよ29日にゴングです。

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