もうすぐ一年。

表題の通り、もうすぐあの震災から一年が経過します。
このタイミングで、なんだか福島第一原発2号機の「温度上昇」について盛んに言われております。

さてさて・・・この件、決して東電「だけ」が悪いわけでも、政府「だけ」に責任があるわけでは無い。東電も保安院も政府も、そしてほぼ無自覚無意識に電源供給を受けてい
た我々も悪いです。要するにみんな悪い。少なくとも、単純にどこか・誰かを叩いてるだけでオッケーな、そういう資格のある者は誰もいないはずです。

どこか一ヶ所、若しくは誰か一人だけ叩いて、それでなんとなく収まっちゃったみたいな気分になる・・・誤解を恐れず言うならそんなことで「自己解
決」してしまうのは、あんましよろしく無い傾向に思えます。コトは誰か(どこか)ひとり(一ヶ所)だけが悪い、ってことで済むような、そんなに単純なもの
ではないはずです。ロス疑惑の三浦某や、大林雅美さんじゃないんだからね。例えが古いですが。

非常に素朴なる理想論ですが、みんな悪いんですから、みんなして反省せねばなりません。

でもって、その上で、もう少しポジティブな論点で歩みを進めていきたいものです。

例えば、工業製品・農産物輸出のライバル国は、この機に乗じて攻勢をかけてくるでしょう。その際、日本のは汚染されてるかもよ〜!くらいの事を言
い散らしたとしても不思議じゃありません。また、昨日だかの記事にありましたが、某ご近所の国が、もはや日本政府は信用に足るものではない、とかなんとか
言ってる由。

・・・言い換えると、誰が悪い・どこの責任だ、ってなことをローカルで喧々諤々していられるほど、世界は悠長じゃ無い、ってことですね。そんなことにとらわれてるバアイじゃ無い、と。

もうひとつ。

この件に限ったことじゃないですが・・・放射線数値がどうとか、容器温度がどうだとか、そういうことももちろん大事なことではありますが、なにより重要なのは、特に若年層がペシミズムに堕ちてしまうことですよ。

アレコレ、イロイロある我が国ですが、我が国は現状において例えば対外債務を抱えてるわけでもなく、要するに若年層がその気になれば先々どうにでもなる「国力」がまだまだあるわけです。若いモンがやる気だしたら、普通にこの国は上昇するはず。

オレのようなオッサン、オバチャンが、そんな若いモンのやる気を殺ぐようなことをしちゃイカンねぇ。

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