ドウランの 下に涙の・・・
モー娘。石田亜佑美と工藤遥、けがで「24時間テレビ」欠席
だそうです。
このモー娘。とか、AKBとか最近じゃももクロだとかはたまたジャニーズ事務所所属の皆さんを見るにつけ、オレはどうしても角兵衛獅子を想ってしまいます。角兵衛獅子については http://
こちらを参照のこと。とにかく・・・「ドウランの 下に涙の 喜劇人」などと言いますが、こと喜劇人のみならず、彼ら・彼女らのステージ上etcでの笑顔
の裏にはどれだけの「涙」が有ることか。想像するに余りあります。普通に生活してたら、全治一か月の足首捻挫だとか、半月板損傷だなんてハメにはそうそう
遭うもんじゃありませんよ。オレは四十路も半ばにして、未だ半月板損傷なんて目にあったことは無いです。
・・・って、ああ、2008年にアキレス腱切ったりしましたが、あれは要するに寝ぼけてコケて切った=件の彼女らのようにある意味において肉体的キャパシティを超える労働を強いられて切っちゃったってわけじゃないので、これはまったく別のお話です。
まぁ前記したような角兵衛獅子と違って、これはあくまで真っ当な「仕事」であり、基本的に本人が望んでこの苦界に飛び込んで行ってるわけなので安直な同情など無用であるのは承知ですが、年端もいかない子らがテレビやライブステージで歌ったり踊ったり時には道化を演じたりしているさま、
なんか、どうも素直に楽しめなかったりします。パフォーマンスを堪能するより先に、なんだか痛々しくってねぇ。ダメだねオレは、こういうのは、ね。
あと、こういう子らをさんざん踊らせて、その裏でもってギャラを抜いてるオトナの存在が見えちゃうんですね。
いったんこういうのが見えちゃうと、クドいようですがもうダメね。オレは。
昔は、こういう存在の「オトナ」は奥に引っ込んでるのが普通だったですよ。当たり前の話で、ピンハネでもってメシ食ってるようなのは表に出たりしちゃいけない、という一種のモラルが我が国に厳然と存在してたですからね。
で、当の抜いてる本人らにも、嘗てはいわば日陰者としての自覚があったように思えます。
若い子らを表に立てて踊らせて大儲けして、そのピンハネした金でもって当たり前にベンツだクライスラーだ乗ったり、いかにもなマンションをホイホイ買っちゃったりなど、我が
世の春をいかに謳歌してようとも、決して表にでるもんじゃない、という、これまた一種の、自負、というかね、そういうものが抜いてる側にもあったはずで
す。任侠としてのマインドというかモラルというか。
それがまぁ、最近じゃフツーに表に出てきてるようですね。なんなんだオマエらは、恥を知れ、と、オレは思いますよ。「プロデューサー」とかカタカ
ナで自称してるけども、やってることは要するに角兵衛獅子の親方じゃねぇか、というね。なんでそんなヤツがエラソーにメディアでもってしたり顔でペラペ
ラ喋ったりしてるんだろう、と。
とにかく、件の彼女らの快癒をお祈り致します。