2013年3月

たまには本を読まなきゃだめだね。

比較的気安く読めるエッセイやコラムを、との問いを受けて、オレとしてはサラッとごく自然に沢木耕太郎を勧めたのですが、帰社後なんとなく気になって今チョイとばかし読み返しました。「チェーン・スモーキング」と「バーボン・ストリート」(順不同)。
改めて読むと、ちょっとキザさがハナにつくところがあるなぁ、と
雨の昼下がり、雨音をBGMにミステリーを読んでいた。二回目の殺人が起こったところで部屋の電話が鳴った、とかってのは、もうね。本人もこのあたりの時期のは正直若書きだからゴメンね的なことをおっしゃってる由で、まあいいんですが。

あと勧めたのはボブ・グリーンの「チーズバーガーズ」だったのですが、これは約20年ぶりに読み返してもなかなかよろしい。ただ、20年ほど前にやたら出たボブ・グリーン作品ですが、井上一馬訳以外のはイマイチなんですね。ってことは想像以上に訳者の力が大きいのかもしれません。といって井上氏の訳が殊更高評価だったりって話も聞きませんが。

あと漱石の「夢十夜」。これは勧めなかったのですが、勧めりゃよかった。存外「気安く読める」ものでした。あ、でも「エッセイ」じゃないねこりゃ。

あと、勧めたかったけど「狐狸庵閑話」は勧めませんでした。若者にはムリなんじゃないか、ということで。

なにが言いたいかというと、たまには本を読まなきゃだめだな、と

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理不尽。

今日は高校時代の部活の先輩たちetc計6人と会ってきました。もうお互いオッサンでもあるので昔のようにわけもわからず怒られたり、河川敷に正座させられた上にバットで○○されるようなことがあるはずもなく、極めて穏やか且つ楽しい時間ではあったのですが、何故かやはり普段より緊張し、結果非常に疲れました。でもまぁ心地よい疲れではありましたが。
こういう疲労感は考えたら久々で、要するに「先輩」という存在が年々少なくなってる、という現状が実存するわけです。これはさびしい事でもあるのですが、だからといってもうあんな思いはゴメンなのであります。

で、来月は新卒で入った会社の先輩にお会いします。ここでもオレはある意味高校時代以上に怒られまくったわけなのですが、高校時代と違ってそれは理不尽なものではなく、オレ自身なんで怒られてるかの明確な理由をシッカと認識しているので、なんというか、もうハラはくくっているのであります。

ここまで書いて思い出したのですが・・・この「新卒で入った会社」で、ある時オンライン編集(!)のアシスタント(?)に当ったことがあります。
3日間に渡って行われたのですが、昼メシの弁当発注という重要業務がオレの担当でした、で、初日に頼んだKAKIEMONの「和風ハンバーグ御膳」がメチャクチャ美味かったので、翌日も翌々日も同じのを頼んだら、ディレクターの先輩(上記の方では無い)にそりゃもう猛烈に、メチャクチャに怒られまくったのでした。

「なんで同じもの食わすんだ!!!」って。

なんでって、美味かったからなんだけどな・・・とか内心思ってたのですが、3日間同じ昼メシを食わされるのは一般的には不快なことなんだな、ということをオレはそこで学んだ次第です。

それから約10年後、某CATV局の番組・某江戸三大祭本祭生中継のチーフになった際、後輩の若者に昼メシの弁当発注という重要業務を担当させたことがあります。
やはり3日間に渡るロングランだったのですが、初日の「ビビンバ・カルビ弁当」が猛烈に美味かったのでその旨を伝えたにもかかわらず、2日目が違う弁当だったので、オレはそりゃもう猛烈に、メチャクチャに怒りまくったのでした。

「なんで違うもの食わすんだ!!!」って。

・・・今思うと、最も理不尽なのはオレなのかもしれないな、という。

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