よく考えたら昨年末から制作の案件を6本抱えたまま新年を迎えたのでした。ひとつかふたつくらいは年内で終えられるかと思ったのですがそうはいかなかった。これは弊社の問題ばかりではなく、カレンダー的な巡り合わせの問題だったり、なんだかんだでコロナ禍の故だったり、まぁいろいろ。コロナ禍に関しては、それだからこそ発生した案件もあり、なにしろ、いろいろ、です。
そんなこんなで昨日も都内をアチコチ徘徊してまして、で、これはもう実名を挙げて差し支えないかと思うのですが、墨田区の京島だとか立川だとか鐘ヶ淵のあたりってのは、まぁスゴいですね。
なにがって街並みの昭和っぷりが。
この令和の世、木造二階建てで屋根の上に物干し台のあるお宅なんてそうそうありませんよ。
2011年の3月1日は東京も震度5弱ほど揺れたはずですが、それでもアレは耐えたんだなぁ、と。
警察署の生活安全課などでは、空き巣やなんかが多いから玄関のカギは2つつけましょうとか盛んにおっしゃってますが、まだまだガラス扉の戸建住宅も多いです。こうなるとピッキング対策もハチの頭もありません。最近は電線etcに地下埋設も進んでいる由で、すっかり電信柱も少なくなっているようですが、あのあたりはオレの記憶が確かならば3年くらい前まで木製の電信柱が立ってましたよ。さすがに現役ではなかったようでしたが、とりあえず立ってました。押尾川部屋のあるあたりですね。墨田区の。
弊社の以前の事務所は東向島にあったのですが、よくデカいスチルカメラ持った方が複数人で写真撮って歩いておられました。聞くと、失われつつある昭和の雰囲気を残す路地や建物を残したい、という御趣味であられる由。現にそこに住んでるオレとしてはちょっと複雑な心持ちだったりもしたものです。
東向島を後にしてもう17、8年経ちまして、あのあたりも新築建売戸建住宅が増えている由。それに伴って軽自動車でギリギリだった道幅も少しづつ広くなってきています。街並みが変わる寂しさもありますが、これは正しい成り行きです。消防車も入れないような道はできるだけ無い方が良いし、空き巣やなんかの危険はできるだけ避けなければなりません。
京島あたりだとまだ平屋の長屋などもそこそこ残っているのですが、リノベーションによるそんな建物を活かしての街づくりっていう計画も進んでいるとか聞きました。板張りトタン屋根の長屋建物にカフェやら個人事業主用事務所が入ってたり、とか。
なんというか、良い具合に変わっていくといいですね、と。