中学生6対6で乱闘、決闘容疑で4人書類送検
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091120-OYT1T01051.htm
だそうです。
11年ぶりに適応した決闘容疑の対象が中学生ってのもちょっと情けない気がしてしまう。
どんだけ大阪府警はヒマなんだ?と思えてなりません。
別の記事を見ると、
> 互いのリーダーが「素手で殴り合い、武器は使わない」「相手がギブアップしたら
> それ以上攻撃しない」などのルールを決めた上で、7月14日午後4時半ごろ、堺市内の
> 空き地で6人対6人で乱闘するなどした疑い。
・・・はぁ、確かに決闘ですな。紛う方無き決闘です。
ですが、わざわざ11年ぶりに決闘罪なんぞ適応するほどのことなんだろうか。
もっと言うと、まぁ警察は通報されたら行ってナンかしなきゃ仕事にならないわけだから仕方ないけども、、そもそも通報したり、ましてや全国紙で採り上げるようなことなんだろうか。
そんな大げさなことか?・・・まぁとりあえず、今回はもっと適切な「罪名」があるんじゃなかろうか、と思う。
っていうか、やらしとけばいいんです。
なんか知らんけどルールも自分らなりに決めてるようで、少なくともこのルールなら死ぬやつも出ないでしょう。
もし打ち所が悪くて死んだら、それはそれ、です。自己責任です。
まぁ死なないですよ。大怪我はするかもしれないけども、それはその子にとって貴重且つ重要な経験値に成り得ます。
最近の子どもは喧嘩しない、そのことが、やれ「キレる子」だとか「加減を知らずに簡単に人を殺してしまう」だとか「いじめ」だとかの遠因である、みたいな言い方がよくされますが、実際に子どもらが思いっきり喧嘩しようとすると、すぐこんな形で新聞沙汰になったり、あろうことか決闘罪なんど持ち出してきたりする。
言ってることがおかしいよなぁ。
まぁ考えてみると、こういうガキどもを受け入れられるか否か、っていう次第で、周りの大人の度量も試されてるんですよね。
こんなんでビビッて通報しちゃったりする大人が一番悪い。ほっとく、っていうのも大事な教育です。
ところで・・・昔の子らの間には、この程度のことは、まぁ日常茶飯事とはいわないまでも、それなりによくあったんだろうと思う。
だから昔の子・・・引いてはその成長後の「大人」は逞しかったですよ。
団塊のオッサンたち。
彼らは今じゃもはや老害でしかない(かもしれない)けども、かつて3~40才代だった時分には、多くはそりゃもうモーレツな企業戦士だったわけです。
高度成長における、ありとあらゆる「右肩上がりのグラフ」を一手に背負った世代です。
でもって、このオッサンらがガキだった・・・今回パクられた子らと同年代だった頃は、この程
度の決闘などそうそう珍しくなかったはず。
少なくとも「決闘罪」なんぞ持ち出されたり、全国紙に書かれたりするようなことではなかったでしょう。
例えば「生まれてはみたけれど」とか、清水宏の諸作など観ると、そりゃもう出てくるガキどもがみんな、もう逞しいなんてもんじゃないです。
なにしろ・・・そんななかで育ったヤツらだからこそ、あの急激な成長をもたらした国力の維持が可能だったわけです。
今回パクられた連中くらいの年代を甘やかすなかれ、です。
全く関係ないですが、なんで「あのとき」、オウムに破防法が適用されなかったんでしょうか。オレは未だに不思議でしょうがない。