松竹。

かつて松竹は封切った作品がコケそうになると、いつのまにか「砂の器」が併映されてたりしたものです。ああこりゃアカン大コケだわ、となったら、とりあえず「砂の器」をいっしょに掛けとけばある程度の客は囲える、という。
 
いつの頃からか、やがてその役目は「蒲田行進曲」が担う感じになりました。ナンでもカンでも「蒲田行進曲」が併映されてた感じがガチでしたものです。
だったら「砂の器」と「蒲田行進曲」を2本立てで封切館でやりゃいいじゃんか、と中学時代のオレは思ったものですが、大人になった今はそれは経営的に絶対的な禁じ手であることがわかります。
  
ところで今松竹はどうなってんのかな、というと、なんか今度「男はつらいよ」の、あろうことか「続編」が公開されたりなんかしていますね。
それがいいことなのか悪いのかはオレにはわかりません。