今日、8月2日、世界ボクシング協会(WBA)ライトフライ級王座決定戦が行われます。
同級2位の亀田興毅選手と、同級1位のフアン・ランダエタ選手の対戦です。
ランダエダは、新井田と対戦し負けた選手です。ちょっと懐かしい名前。
減量苦はあるようですが、つまり、もともとミニマム級の選手です。
ライトフライでの試合経験は無いそうです。
で、昨年12月での引退を決めていた選手なのだそうです。
・・・亀田も、ライトフライでの試合経験は無いはず。
つまり、クドいようですが、亀田もランダエダ、両者とも、ライトフライでの試合経験は無い。
にも関わらず、この両者は、同級の世界1位と2位である。
で、そんな両者が相対するこの試合が、世界王座決定戦である。
なんじゃそりゃ、と。
まぁとにかくそんな按配な亀田VSランダエダですが、なにしろ勝つのはおそらくは亀田、それもおそらくはKOで決まるでしょう。
6~8Rくらいに、棒立ちになったランダエダを乱打しレフェリーストップ、ってな感じかと思います。
その予想の根拠としては、要するにこのカードは、亀田にそういう勝ち方をさせる、そのために、そのためだけに、練りに練って構築された試合だから、という次第です。
ここまで盛り上げちゃったからには、負けはおろか、ショッパい勝ち方さえも亀田には許されません。
ただ、まぁ亀田は負けないだろうし、おそらくショッパい試合になる心配さえ無いです。
理由は下記。
なお、ここにきて亀田の体つきが一層良い感じになってきているような気がします。
この事は、このblogでは何度も何度も書いてますが、亀田自身がいかに真摯に日々の練習に取り組んでいるかの証明です。
協栄ジムやTBSのメンメンは微妙にヒヤヒヤしつつ=「既得利益の保護に関する不安」に怯えつつ当日を迎えるのでしょうが、大丈夫、あなた方の思惑通り、亀田は目前の敵を徹底的に打ちのめすでしょう。
理由は下記。
なにしろ勝利の瞬間、亀田には大いに歓喜して欲しいと思うのですが、いわゆる取り巻きの面々にはあんまし狂喜乱舞したりして欲しくないなぁ、と思う。
マナコが「$」マークになってるオトナの下品な笑顔は不快です。
上に書いた「下記」ってのが以下。
・・・今回の場合、ほとんどその「下記」は「どうでもいい話」になってしまうのですが、なにしろランダエダは新井田戦や、かつて亀田に負けたアランブレッドに判定負けした試合の戦記などを見るに、どちらかというとあまり足を使わず、打ち合いに応じるタイプの様です。
現在までの戦績は24戦20勝(16KO)3敗1分。
ミニマム級としてはかなり高いKO率です。
しかしながら、これはあくまでミニマム級でのKO率であって、今回はそれより一回級重いライトフライ級での戦い、しかも対戦相手はそれよりさらに一回級重いフライ級で今まで戦ってきた亀田。ということで、打ち合いはランダエダにとって非常に不利、です。
パワー勝負になったらさすがに亀田の方が上だろうな、と。
ただ亀田はいかにも攻防分離、責める時はいいけど守勢に回ったときにどこまでそこから攻勢に転換できるか、ってな所に不安があります。
不安がある、ってのは、なにしろ今まで一度もそういうシチュエーションになった事がないので、どうなるやらわからん、という事です。
今までの全ての選手は、亀田を守勢に回らせる事無く、ただただ一方的に打たれ、そして負けていました。
ぶっちゃけランダエダもそうなるんだと思うのですが、もし万一減量苦から幾分開放されたであろうランダエダがモノスゴくパワーアップし、また突然変異的に非常なる打たれ強さを突然得てたりすることがあったら、まぁこれはわからんです。
でもおそらくそういう事は無いので、・・・どこからどう見ても亀田が負けることはありえないなぁ。
もひとつ、なんだか超ビッグマッチになってしまってるこの試合、若き亀田には相当のプレッシャーになるのでは?という懸念もあります。
まぁそれもあるかもしれませぬ。
が、今までも亀田は相当なこの手のプレッシャーの中での試合が多かったと思うので、その辺は大丈夫かな、と思う。
要するに、亀田の負ける要素が殆ど無いぞ、と。
・・・しかし、両選手における技術論が「どうでもいい話」になっちゃう試合ってのはそうそう無いですよ。
この試合はそういう意味で稀有な試合です。
ただただ、協栄ジムの政治力及びマッチメーク力の高さに感嘆するばかりです。
亀田がまず体負けすることの無く、ぶっちゃけ選手としての全盛期も過ぎ、新井田戦etcで日本人にもその名が多少通っている・・・ここでランダエダに白羽の矢を立てた協栄ジムってホントスゴイなぁ、と。
こないだのサマン・ソーチャトロンや、アランブレッド戦の時もそう思いました。
・・・数時間後にゴングです。
6~8Rに、亀田がTKO勝ち。
この予想、どうかな。ズバリだと思うんですけどね。