観なきゃいいのだよ(加筆修整)。

当サイト管理人の知らない間に、サッカー・ワールドカップ(以下WC)が始まり、いつのまにか日本VSオーストラリア?戦が行われ、あろうことか我が日本は負けてしまったそうです。
スコアは知りませんが、なんか逆転負けだったとのこと。
でもって、さっそく監督批判だとかが喧しいここ数日だそうで。
・・・ついこないだまで、WCなど遠い夢物語で、行けるだけでメッケモノだったなどとは信じられないこの要求の深化、です。
その、批判の矢面に立っている監督とは誰かと思ったら・・・日本代表チームの監督って、あのジーコなんですねぇ。
ジーコのやることにモンク言えるほど日本サッカーはエラくなったのか?・・・いや、ホントによくわからないのですが、とにかく、ここ数日は、仕事でもそれ以外でも、頂くメールetcには必ず
「残念(な試合結果)でしたね・・・」
という意のコメントが付随しております。
残念って言えば、負けたんだからまぁ残念なわけですが、今回で日本は3大会連続のWC出場、・・・いいじゃないですか、あれほど「悲願」だったWCに出れているんですから。
 
 
ところで、先日・・・ってもう結構経ちますが、弊社で http://www.oceanlife.co.jp/johba/dvd/ こういう作品の撮影・編集・DVDオーサリングを承りました。
観て頂ければ御分かりの通り、馬術競技のDVD×2編です。
でもって、さらに、
http://www.horse.tv/
こんなサイトの制作、及びこの中で配信されている情報番組の撮影etc制作を承っております。
乗馬、馬術競技に関する総合情報サイトです。


こういうお仕事を経て、当サイト管理人もずいぶんこの業界には詳しくなりました。
と同時に、・・・いやはや、乗馬・馬術というのは、非常に面白いものだ、と。
さて、世界的な、いわゆる大メジャーであるサッカー競技に比べて、こと我が国においてこの「馬術競技」は、ハッキリ言ってそれほどメジャーな位置付けには無い・・・ありていに言ってマイナーな部類のスポーツ競技であります。
それでも、一年を通して、「馬場馬術」や「障害馬術」などといった競技の大会は活発に行われておりまして、特に年末時期のグランプリ大会などはそれなりの盛り上がりを見せたりしています。
昨年のそのもようがhttp://www.oceanlife.co.jp/johba/dvd/これだったりするわけですが、いやはやさすがに全日本トップクラスの選手の演技はスゴいですよ。馬場馬術の華麗さ、障害馬術のスピード感と、それぞれに共通して言える「目に見えない部分での高等テクニック」の妙。
・・・しかしながら、それほどスゴいにも関わらず、この選手達はあまりにも「選手」としては不遇です。
馬場馬術のある選手は、全日本グランプリを10連覇=10年連続優勝してたりするにも関わらず、オリンピック出場選考の遡上にも積極的には上がらずにいますし、障害馬術の方も、昨年の優勝選手は弊社の取材がほぼ初めての映像メディアへの接触だった由。
このことは、単に現状の日本のレベルが、世界的に、相対的にそう高くないという事もその理由だったりするのでしょうが、当サイト管理人の初見・私見ですが、実はもっとアホみたいに単純な部分にその理由があるような気がします。
すなわち、単にメジャーでないから、みたいな。
我が国のスポーツ競技先般に言えると思うのですが、そのスポーツ競技が国内において「メジャー」か「マイナー」であるか、人気競技になり得るか、という基準は、
 ・国際的に通用するレベルの高さがある
 ・観て、面白い
という部分とは、必ずしも関係しない、と言えようかと。
例えば、PRIDEやDEEPS、UFCなどで知られる、いわゆる「総合格闘技」。
当サイト管理人は先日「PRIDE30」をさいたまスーパーアリーナくんだりまで行って観てきましたが、ありていに言ってチーとも面白くなかった。
席が2階席で、リングからかなり遠かったから、というのも理由です。寝技での細かい攻防などがその魅力の大きな要素のひとつだったりするわけなので、遠くから見てたんじゃその面白さは半減も半減。単に遠くの方でハダカの男がダンゴ状態でいるってだけの状況をひたすら目を凝らして見つづける、といった状態を数時間に渡って強要された、という次第でした。
要するにこの競技は、オオバコでの興行には向いてない…小規模のホールでないと競技そのものの理解が出来ない…またそれであっても席の角度及び試合展開によっては、いつまでも選手のおケツばかり観せられる、なんてこともありうるわけで、そんな競技が老若男女を広く巻き込んでの「メジャー競技」「人気コンテンツ」になってるってのは、ホントはかなりオカシな事だと思うのです。
もしくは、同じ格闘技で、K1。
これは、人前で披露するには、いくらなんでも技術レベルが低すぎるように思われます。
このことについては今までにも何度か書いてるので割愛。
格闘技が続きましたが、ぶっちゃけ、サッカーも同様なような気がします。
この「スポーツ競技」は、ホントは日本人のマインドには合わないような気がします。
・・・で、ではなんでこれらが「メジャー」になっているのか。
まぁ要するに、メディアによって、ある意味無理やり「メジャー」にまで持ち上げてるわけですね。
逆に言うと、メディアがある競技に対して、メジャーにするかしないかの判断基準というのは、必ずしも上記した
 ・国際的に通用するレベルの高さがある
 ・観て、面白い
という要素とは関係しないんだ、と。
でもですね、やっぱし、ホントに面白いものがメジャーになるべきだと思うんですけどね。
・・・ここでは3競技を挙げましたが、そういう意味で、これらより馬術競技の方が面白いです。ハッキリ言って。
http://www.horse.tv/ここで乗馬や馬術競技に関する毎月30分番組を放送してますので、それを観れば一目瞭然です。
 
 
 
・・・なんだかグダグダですが、要するに何が言いたいかというと、サッカーもいいけど、馬術競技も面白いですよ、と。
そうそう、WCなど観なければ、日本チーム敗戦を受けてのストレスなどもなくなります。