一昨日DVCAMのテープ買いにアキバ行ったんですけどね。なんか、いろいろビックリしました。
ホントにいろいろビックリしたんですが、一番ビックリしたのが、この娘らの各種映像がそこかしこに「散乱」してるってことね。
そうか、いつのまにかこんなことになってんのか、と。
CD買った人しかメンバー人気投票に参加できないとか、中身が一緒で特典バージョンが違う・・・それも44種類ランダムに有るCD売ったりというような、いわゆる「AKB商法」。
CDやグッズなどの大量購入を煽るこのやり口に対しては批判の声も多いようですが、反面「買うヤツは好きで買ってんだからほっとけ」的な意見も散見されます。
まぁ、そりゃそうです。
須らく消費者が自由意志でもって買ってんですから、それもまた正論です。
ただ・・・こういう商法に引っかかる人っていうのは、善し悪しは別にして、とにかく直情的というか、純粋・一途に走るタイプの人が主なはず。
そういう人で無かったら・・・少しでもそういう傾向の有る人で無かったら、自分のオキニに投資するなんてことはしないはずです。
でですね、思うに、こういうタイプの人等を煽り、毟り取るという所業は、非常に危険なんですよ。全て毟られ尽した後、物質面に限らず多くの事柄を失った彼等が、その末に暴走しないと誰が言い切れるでしょうか。
一途に走ってきて、その末になにも残らないということに気付いたとき、彼等のその「直情」のベクトルが怒りや虚無感とともに矛先を変え、妙なテロルに昇華したりしないだろうか。このあたりがちょっと心配なのと同時に、無責任な運営者に怒りを覚えます。
早くも、やれメンバーの郵便物をパクっただとか、握手会の参加券を偽造しただとか、なんだか喧しいです。
まだ暴力的な方向への発露にはなってないみたいですが、この先こういう「商法」で彼等を追い詰め続けたら、どうなるかわからんですよ。
AKB=アキバってことでいうと、この街はついこの間、同種の「暴徒」に襲われた歴史がありますよね。
また、中森明夫あたりがこの「商法」を半ば肯定してるってことが自ずからその証明になってますが、この方式は非常に「80年代」的な、ハッキリ言ってオールドファッションで、ある意味陳腐なものです。
要するに、20年くらい前に、既に実行され、有る程度の成功を収めた手法ですよね。オッサン世代ならみんなわかってるはず。
決して高嶺の花ではなく、よりアナタらに身近な存在ですよ、さらにメンバーの頭数揃ってますから選りどりみどりですよ、と。
その上で、アナタのオキニの娘は他の娘より人気無くなってますよ、ほらガンバって!、というね。
実にアホらしい煽り方ですよ。
で、こういうのは昔、オレのようなオッサン世代が引っかかった手法です。「おニャン子」でね。
あれから20有余年。それに引っかかった世代が去って、この手法そのものを知らない・未経験な世代が芸能界を支える主流になってきたのを見計らって、また同じ手口で太ろう、というね。
ロクでもない連中、としかいいようがありません。
秋元はじめ、運営側は要するにこういう商法しか出来ない連中なんですよね。ただ今回のこれは、かつてより数段エゲツなくなってますね。この記事のような、陳腐で下品な、プロレスでも恥ずかしくて出来ないようなサイドストーリー。
・・・いやプロレスのそれはOKです。あれは「格闘技」という明確な対戦構図がベースの世界観が前提ですからね。
今回のこれは、本来そういうところの対極にあるべき価値観の中で有るわけですからね。だから下品であるよ、と。こういう煽り方は、いわゆるアイドル・・・それも10歳代後半の娘らに適応すべきことじゃ無いと思うんですよ。
それだけ・・・そこまでやっちゃうほどに高慢になったのか、若しくはよりカネへの執心が増したのか。
なにしろ、とりあえず違法でこそ無いようですが、こんな手法はアナタ、冷静に考えたらほぼ「脱法」行為ですよ。そう言ってしまって差し支えないでしょう。
かわいそうだなぁ、と思いました。この娘らが、です。
帰りにTSUTAYA行ったら、メンバーのなんやらって娘がショートパンツ?姿で股開いてるデカいポスターが貼ってありました。国民的アイドルとか言いつつ、こんなんやらされてんのか、と。
昔の角兵衛獅子などのほうがまだマシだったんじゃなかろうか。ねぇ。
長文ついでにもうひとつ書いちゃいますが、要するにこの娘らのはじき出している「数字」は、多くはこの商法に乗ったファンの人たちの、様々な「大量購入」によって支えられてたりするわけですよね。
だとしたら、それは「国民的アイドル」では無いよね。