その他

昨日の投稿に対する反省と、サルの話。

昨日、映画鑑賞における基礎教養の重要性っていうか必要性に関してあれこれ書きましたが、一晩明けまして、よく考えたらそんなのどうでもいいことでした。そいつが面白く観られたらそれでいいじゃんか、と今は思います。めいめいが好きなものを好きなように観ればいいじゃないですか。それ以上何が必要だっていうのですかまったく。

そんなことよりここ数日感じてたのですが、我がfacebookのタイムラインがどういうわけだか猿の動画投稿でいっぱいなのです。猿、サルですね。モンキーですよ。それもどうやらやら特定の種のモンキー。思わず気になって調べましたら、いずれの動画も撮影場所はタイ王国もしくはカンボジア王国の街中もしくは恐らく街外れの森や林な由で、種類はニホンザルの近種でもあるカニクイザルらしい。

動画の内容も類型がありまして、目立つのは、

・どっかのアンちゃんがバイクでボロボロのタンボール箱を運んでくる

・箱を開けると恐らく生まれたばかりの子ザルが1匹、場合によっては複数匹入っている・詰め込まれている

・その子ザルを取り出して、あまりキレイとは言えない感じの水でザブザブ洗う

みたいな感じのやつ。ムチャクチャな扱いしてるですが大抵“so adorabke💓”とかってコメントが臆面もなく付記されてます。

どっから運んできてるんかなぁ。どっかで買ってきてるのでしょうか。でも行くとこに行けばそこら中にいるみたいなんだけどなこういうサル。

あと、親ザルにネグレクトされて怪我まみれの子ザルのようすをひたすら撮ってる、っていうのも多い。すごいなぁと思うのは、そういう怪我だらけ場合によっては血まみれのサルを、彼らは普通に素手で触って、ヘタしたらマウストゥマウスで人工呼吸したりしてるんですよ。死んじゃってハエがたかってるサルを普通に拾って穴掘って埋めたり。怖いもの知らずですね。こういうヤツらが世界中にわけわからんウイルスを伝播させてんだなと思います。っていうかよく平気でいられるよなこの人ら、と。

ニホンザルの近種であるこのカニクイザル、性質はニホンザルよりずっと穏やかで人懐っこく、またタイもカンボジアも敬虔な仏教国であるので、サルが糞尿を撒き散らしたり(サルは賢いけどもトイレを決して覚えないのだそうで)、蛇口を捻って水を飲むけども飲み終わって元通りに締めることが無いからあたりが水浸しになったり、露店の食い物を持ってったりでもって街を結果的に荒らしても、この国民の皆さんは決して「駆除」「処分」という発想にはならない由。

だからまぁサルたちはやりたい放題なわけですね。

で、そんなやりたい放題のサルをひたすら撮ってる動画が世界的に人気コンテンツなようで、当地にはサル動画youtuberが大量にいるんだとか。

前述の「親ザルにネグレクトされて怪我まみれの子ザル」ですが、これはまごうかたなきネグレクト、シッポ掴んで数十メートル引きずったり、あちこち噛みまくったりしてます。これはある種の「しつけ」なんだそうで、これを経て子は親に従順になり、その従順さを以て親による庇護をしっかり受けられるようになるんだとか。

文字通り半殺しに近いような攻撃も見られますが、たまにまかり間違って「全殺し」となっちゃうこともある由。ボロ雑巾のように成り果ててハエがたかってしまってる赤ちゃんザルの動画も大量に流れてきます(そういうのを普通に素手で触っちゃってるわけです彼の国の方々)。

所詮は畜生の悲しさよ、ということになりますが、考えたら人間でもそういうヤツ、ネグレクトの末に殺しちゃう親人間がたまにいますよね。してみるとこの手のヤツは群れ集団においての標準偏差水準を下回っているエテ公と同レベルだと言えますね。いや、しつけの意思がほぼゼロでもって「全殺し」してんだからサルのレベルにも達して無いわけですか。なにしろ、もはやホモ・サピエンスの埒外だと言っても過言ではありませんね。

しかし何故にオレのタイムライン、斯様なサル動画が蔓延するにまで至ったのでしょうか。

不思議です。

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忠臣蔵とか「彼岸花」とかいろいろ。

日本映画興収が最大だった1958年、東映が「旗本退屈男」やら「若さま侍」やら「忠臣蔵」で派手によろしくやってたその同じ時期に、松竹が満を時して「オールスター総出演総天然色大作」として世に放ったのが小津の「彼岸花」。集まる誰もが皆微動だにせずモノも言わずただ俯いて着座する、まるで判決言い渡し時の裁判所内かのような厳粛な空気の会場内、なんだかよくわからない詩吟だか浪曲だかが延々とうたわれる、そういうシーンがオープニングから数分に渡って続くアレです。

斯様な地味極まりないオープニングが終わったと思ったら佐分利信は結局最後までシブい顔してなんかブツブツ言い続け、中村伸郎、北竜二は相変わらずセクハラ的な姿勢を崩さないという、今だったらヘタしたら炎上にまで至るであろう当作ですが、これ大ヒットしてるんですよね当時。間違いなく佳作であるとは思うのですが、いけすかないインテリゲンちゃんのみならず広く老若男女の支持を得て、松竹はウハウハだった由。

してみると、今を生きるものとしては少々口惜しいところですが、今と比してこの当時の日本人の文化レベルは高かった、と申せましょう。あの延々と続く詩吟だか浪曲だかのシーンも、当時の鑑賞者は、これだけ続くからこそ生きる後続シーンを待つだけの、おそらく無意識的なところでの「期待力」があった。

これ、この「力」こそが教養なのですよ。

また例えば「おはよう」。

これを「ファスト映画」にしたら、オナラを競ったガキが最後にウンコ漏らすとか押し売りを牛刀で撃退するとか、わけわからんエピソードがわけわからん順番で並ぶわけわからん代物になりますよ。って当作はハッキリ言って普通に観たってわけわからんのですが、このわけわからん事どもの向こう側から匂ってくる機微を楽しむだけの度量が、当時のオーディエンスには厳然とあった、と。

これもまた「教養」です。

小津に限らず、当時の制作側には、物知らずなヤツは置いていって構わない、という割り切りがあったのでしょうね。たとえば前述の「忠臣蔵」でいうと大石の東下りのシーン、大石家と浅野家の家紋がなにであるか知らなかったら意味わかんないですよね。でも、そういうシーンは存在し、また大抵の鑑賞者はこれを名シーンだとしています。つまり大抵の人はを知ってるわけです。

物知らずなヤツは置いてかれるから、観る側の方がちょっと頑張ってる形跡がありますよ。大石と浅野の家紋も知らんで映画なんか観るな、旗本とはどういうものかも知らんで映画館に来るな、ってなことを言われちゃうから、多少は勉強しなきゃアカンな、というね。こういうのを教養、基礎教養というのです。

昨年末だったか、ファスト映画で何億円だか荒稼ぎしたヤツが捕まってました。作品を(勝手に)10分くらいに編集しちゃうアレ。

これはですね、作ったやつも、これを喜んで観たヤツもアカンです。著作権云々以前の話で、ことドラマ型コンテンツというものはストーリーだけわかればいいってだけのものじゃないのです。それは全体の「愉しみ」の、せいぜい4割弱くらいじゃないですか。

ただ10割愉しむには「基礎教養」が必要だ、と。

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食に関して。

新卒で入った会社で、ある時オンライン編集(!)のアシスタント(?)に当ったことがあります。

3日間に渡って行われたのですが、昼メシの弁当発注という重要業務がオレの担当でした。

で、初日に頼んだKAKIEMONの「和風ハンバーグ御膳」がメチャクチャ美味かったので、翌日も翌々日も同じのを頼んだら、ディレクターの先輩にそりゃもう猛烈に、メチャクチャに怒られまくったのでした。

「なんで同じもの食わすんだ!!!」と。

なんでって、美味かったからに決まってんじゃんか、と内心思ってたのですが、3日間同じ昼メシを食わされるのは一般的には不快なことなんだな、ということをオレはそこで学んだ次第です。

それから約10年後、某CATV局の番組で、江戸三大祭本祭生中継のチーフになった際、後輩の若者に昼メシの弁当発注という重要業務を担当させたことがあります。

やはり3日間に渡るロングランだったのですが、初日の「ビビンバ・カルビ弁当」が猛烈に美味かったのでその旨を伝えたにもかかわらず、2日目が違う弁当だったので、オレはそりゃもう猛烈に、メチャクチャに怒りまくったのでした。

「なんで違うもの食わすんだ!!!」と。

……と、ここまでは以前にも書いたと思います。っていうかこれはオレのいわば持ちネタとしてあちこちで喋ってるのですが、こないだフト思い立って調べたら、KAKIEMONってもう無いのですね。90年代中頃までは「高級宅配弁当のリーディングカンパニー」だったらしいですが、なんかもうとっくに無いんだとか。

もうちょっと粘ってりゃコロナ禍の折ニーズもあったろうになぁと思いますが、なにしろあの和風ハンバーグ御膳を味わう機会は永遠に失われたわけです。

で、こりゃタイヘンってことで、改めてかつて某肉店で毎度毎度買ってたビビンバ・カルビ弁当を調べたら、店はあったけどもうメニューに無かった。「月日は百代の過客にして」ですね。もうあの死ぬほど脂っこい弁当を口にすることは叶わなくなった、と。

月日は百代の過客にして、と書きましたが、行き交ふ年もまた旅人なり、つまり、往々にしてまた別のナニゴトかと行き交ったりもするものです。

もはやオレがなにも言わなくてもほぼ自動的に替え玉してくれ、また辛子高菜漬をどれだけ入れても文句を言われない、あの某店のニンニクトンコツラーメンさえあれば、今はなにもいうことはありません。おとなしくしてればナニゴトかと行き交えるものですね。ちなみにこれは代々木ってか千駄ヶ谷にあるお店ですが、かれこれ20年、ここではニンニクトンコツラーメン以外食ったことがありません。

ところでここ数日、夕刻から夜半になるとなんだか頭に疼痛、ややめまいなどがあります。なにを隠そういまもそうです。

風邪かなぁなどど思ってましたが、もしかしたらこれは、先だってに購入しバリバリ使用している火鉢による軽い一酸化炭素中毒なのではなかろうか。

換気は大切です。

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食材。

昭和の御代と比べるとスーパーの品揃えは格段に良くなったように思います。かつて明太子やキムチは半ば珍味の範疇だったし、キウイなどは「南国の希少果物」だったと思う。

ゴーヤーなんかが普通に買えるようになったのはここ10年くらいなんじゃないですか。初めての訪沖は94年の2月でしたが、オレはそこで地元のスーパーに行くまでこの野菜の存在を知りませんでした。今じゃ一年中買えますけども。ちなみに「ゴーヤ」表記をよく見ますが、正確には「ゴーヤー」、ゴーヤチャンプルは「ゴーヤーチャンプルー」が正しい。

なにしろ事程左様に、購入可能な食材はグンと増えました。豊富な選択肢の、その恩恵を受けて我々は日々暮らしておるわけですが、中には見かけなくなったものも多いですね。

最たるものはナマコ。海鼠ですね。

なにを隠そうオレはナマコファン、海鼠愛好家なのですが、ここんとこトンと見かけません。昔はちょっと大きめのスーパーならどこでもあの雑巾を丸めたような塊りの個体を見かけたものです。

なんでナマコが払底してるのか。ありゃ思うに購入してから食えるようにするまでの過程がやたらメンドくさい&時間がかかるからですね。ハラワタを取り除いて水だか塩水だかで晒して、その後ヌルヌルの個体を押さえつけつつブツ切りにして、ポン酢と大根おろしの中に沈めて、そこでようやく可食、と。

スパゲティでもカレーでも麻婆豆腐でも、ただ湯煎したりするだけでなんでもすぐ美味しくいただける昨今、この多工程と多所要時間っぷりは受け入れられないんですね思うに。

あとこの冬、フト思ったのですが、ミカンだとかポンカンだとかは良く見かけるのですが、晩春、初夏になっても夏みかんって見かけなくなったと思いませんか。

なにを隠そうオレは夏みかんファン、夏みかん愛好家なのですが、ここ数年トンと見かけません。皮が固くて剥きにくいから、とかですかね。口の中に入れるまでの工程における困難さ具合が他の柑橘類に比べてキツめだから、という。

さらにここ数年感じるのは、カリフラワーって見かけなくなったよなぁ。ブロッコリーに駆逐された形でしょうか。

なにを隠そうオレはカリフラワーファン、カリフラワー愛好家なのですが、いやマジで滅多に見かけません。ブロッコリーもカリフラワーも胃の腑に落ちるまでのフローに大差は無いとおもうんですが、JA的な都合なんかもあるんですかね。知らんけど。

文脈上、「まとめ」としては斯様な品揃えの移り変わりを郷愁とともに受け止めたりするところですが、実を言うとナマコも夏みかんもカリフラワーも殊更好きなわけじゃないので、ああそういや最近見ないなぁ、っていうだけで、それ以上でもそれ以下でもありません。だいたい海産物とか野菜とかってそんなに食わないんですよオレは。牛肉と豚肉があれば取り急ぎ大丈夫です。

そういう次第で、もう眠くなったので、もしかしたら就寝するかもしれません。おやすみなさい。

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節分。

おとといは節分でした。不思議なことにだいたい節分の翌日が立春になるよね不思議だね、と常々思ってたのですが、そもそも節分の日は「立春の前日」と定められてるんだそうですね。日々勉強です。不明を恥じる次第であります。

今年の節分でも不肖ワタクシ豆を撒かせていただきました。昨年作った和装でもって。「撒かせていただきました」と書きましたが、このような機会をいただいて、いやホントにありがたいことです。

高いところからエラそうに撒くのはいささか気が引ける感じもないわけではありません。

大辞泉によりますと「気が引ける」=「気おくれがする。引け目を感じる。」だそうで、さらに「気おくれ」=「怯む、尻込みするといった心持ちを意味する表現。」とのことです。

まさにそんな感じでした。毎年のことながら。

(全然関係ないですが「まめまき」の漢字表記は「豆撒き」で合ってるんですかね。「撒」って漢字にはちょっとネガティブ寄りのイメージがありませんか。オレだけですか。)

我が和装は頗る好評でした。ただ、

・宮司さん

・神職の方

・睦会会長氏

・睦会会長代行氏

・某代議士秘書氏

・お手伝いの方

・崇敬者の方A

・同B

・同C

と、皆さん、完璧に同じことをおっしゃる。

「どこの部屋の親方が来たかと思った」

と、会う人会う人皆さんから、異口同音に、全く同じことを言われました。何人目かのときにはデジャブかなと思いました。

和服っていうとみんな襟をギュッと、キチッと締めておられるけども、ホントはちょっと緩めに、ルーズにした方がカッコいいのだ、と、長谷川一夫が徹子の部屋だったかなにかで話してました。

しかし、実際に御説の通り緩めた感じにすると、これはもう覿面にだらしない感じになっちゃいます。襟元が緩むといきなりそういう感じになります。

要するにそれは「長谷川一夫」だからカッコいいっていうか許されるのであって、そうじゃない人はやっぱしキチッとしてなきゃダメだってことですね。最初からカッコいい人は緩めてもなにしてもカッコいいけども、そうじゃない人には緩めて許されるだけのバッファが無い、と。

また外出時の服装について、これは数十年前のサンソン新春放談で大瀧詠一が言ってたのですが、30歳を過ぎたら、あそこ行くのにこのカッコじゃちょっとキチッとし過ぎかな、ってくらいで他人から見たらちょうどいい、この程度でいいだろう、っていう自己判断の服装だと他人様が見たらかなりだらしない印象となる、との由。

オッサン・オバチャンになったら、自分で思うより一段階上の服装じゃないとアカンってわけですね。

そういうもんかもしれません。

そういえば、大瀧詠一ってなにげにオシャレだったような気がします。そんなパブリックイメージは無いですが。

あと、弊社設立当時にバイトで来てたJK(当時)によると、ズボンによらずシャツ、上着によらず、オーバーサイズ志向になった瞬間がすなわちオッサンになった瞬間、だそうです。

そういうもんですか。わかる気がしないでも無いです。 

なにしろ、いいトシになったらできる限り服装には気を使いましょう。

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ポケベル。

この程弊社もポケベルを導入しました。弊社のアセットでもあるコンテンツマーケティングをフリーダム且つアジャイルにバジェットシュリンクしインタラクティブなオポチュニティマネージメントとしてエスタブリッシュさせるためのインディスペンサブルなツールということでコンクルージョンしたリザルトです。

カレンダーも時計も生きてます。

ストラップもついでにもらっちゃいました。アンエクスペクテッドなフォーチュネートリーイベントにグッドインプレッションです。

なにがいいってスイッチ入れると速攻で立ち上がるのが素晴らしい。Win98を使い倒してた時期は完全起動するのに下手したら10分くらいかかってたりしました。ノートン先生にいろいろお願いしてやっと5分くらいになって安堵したものです。

劇場なんかで“上演時はスマホや携帯の電源を切れ”って言われても切らないヤツが多いのは、一旦シャットダウンしたら改めて立ち上げるのに時間がかかる=その間の数秒〜数分間はLINEやらSNSのリアクションやらが確認できない、ってのもあると思うのです結構マジで。

そこそこいいトシした方でも、飲み会の席でもずっとスマホいじってるような方がおられます。“一体全体なにをそんなにしょっちゅう確認してるの?”と聞いたことがあるのですが、もしSNSの方にレスがついてたりorLINEが届いてたりしたとき、すぐ返信しないと失礼になるから、と言われました。飲み会でひとりスマホをいじり続けてるのも大概だよなぁ、と思いましたが、そこまでは言わなかった。

思い出しましたが15年くらい前には、すでに「5分ルール」とかいって、メールの返信は5分以内に行わないのは失礼すぎてシャレにならん、と言われたっていうか怒られたことがありました。確かに放っておいたのは悪かった。編集中で、また連絡内容も「元気?」とかクソどうでもいいものだったので、区切りついたら返信しようと思ってたのです。でもその前に電話をもらいまして、なんで返信しないの!!!???と。

要するに、体感としては15年くらい前には確実に「インタラクティブなコミュニケーションの確認の即時性」を追求する流れが具体的に存在していて、それが坂道を転げるようにどんどんエスカレートしつつ現在に至っている、というわけです。15年前にはすでにオレがわざわざ電話で怒られるレベルにまでそれは進んでおりました。

これ、どの辺が歯止めになるんだろうか。近々にアイウェア型通信端末ができる由ですので、この辺りが落とし所になるんかな、という感じがあります。すなわちそれは「インタラクティブなコミュニケーションの確認の即時性」の「即時」が「同時」「リアルタイム」になるということです。常に視野のどこかで諸々を確認し続けられる、という。

なんか空恐ろしい感じですが、きっとそういうふうになるんだろうな。

ところでポケベル買ったものの、ポケベルサービスはとっくに終了してるんですね。

とりあえずカレンダー&時計&キーホルダーとしてプラクティカルユースしていきます。

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江東区、豊洲。

江東区、枝川から朝凪橋を渡ってざっくり150mくらい進んだ左側に豊洲4丁目都営団地がありますが、あの一角は全て再開発ってことで取り壊しになって、一角丸々ひとつのデカいビルになるんですってね。このあたり選出の区議さんが嬉々として報告しておられました。ってコロナやなんやらで計画が変更になってる可能性もありますが、タワマンなんかが立ったりしてもはや高級住宅街と化した彼の地において、どのみち昭和感丸出しなこの一角がいつまでもそのまま捨て置かれるとはちょっと思えません。そのうちどうにかなるんでしょう。

きっとどうにかなり、またそれは住民当事者の方々にとって決して悪いことではなかろうと他人事のようにオレは思うわけですが、気になることが2点ほどありましてですね。

ひとつめ。枝川から進んで左側、セブンイレブン日本第1号店の角を左折ししばらく行くと、お地蔵様があるのです。オレが通ってた幼稚園はこの突き当たりにあったのですが、その頃にはすでにありました。この頃の段階でもう出来立てホヤホヤって感じではなかった。

あのお地蔵様はどうなるんかな、と。まさか無くしちゃうなんてこともないよなぁ、とか思いつつちょっと調べたら、諸々建て替え再開発後も残されるそうで、よかったよかった、です。前述の区議さんがやはり嬉々としてご報告されてました。

そうでなくちゃいけません。

ということでひとつめはちょっと調べたらアッサリ解決した次第なのですが、ふたつめ。

この団地群、何号棟だか知りませんが、1Fが駄菓子屋さんになってる棟があります。あの駄菓子屋さんはどうなるんかな、と。

店内で「もんじゃ」を作って食べられる店でした。店内でベビースターと、なんか白濁した液体が金属のボウルに入ってるやつを買って、店内の鉄板にドバッと広げて、傍に置かれた牛乳瓶かなんかに挿さってるスプーンだかなんだかで食う、という。

もんじゃイートインの駄菓子屋が江東区内には何軒かあったように記憶しているのですが、ああいう店って飲食店として許可取ってたんかな、と思います。スプーンとかボウルとか、都度洗ってたような形跡がなかったもんな。

まぁでもあそこのもんじゃ食って食中毒で死んだとかって話も聞かないので問題無いわけですよね。ってもしかしたらオレが知らないだけで、どうにかなっちゃった方もおられたのかもしれませんが。

なにしろ、あの駄菓子屋さんが無くなるのは惜しい感じがあります。少子化のみぎり、駄菓子屋さんも継続していくのはさぞかし大変だろうとは思うものの、さびしいねぇ、と。

って思わず無くなる前提で書きましたが、都営のタワマンかなんかになって、その1Fがイートイン駄菓子屋ってのもなかなかオツなものじゃないですか。デベロッパー各社様には一考をお願いしたい。

なおこの団地群の1Fにはこの駄菓子屋さんだけではなく、他にも布団屋さんだとかいろんなお店が入ってました。

あのお店らはみんな無くなっちゃうんでしょうね現実的には。タワマンの1Fが駄菓子屋&建具屋&靴屋&ラーメン屋、ってのはやはり問題があるんですかね。いいじゃんねぇ。

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火鉢を購入。

来るべき寒波に備えて火鉢を買ってきました。といっても上に乗って跨ったりできるようなヤツはデカすぎて邪魔になるという判断で、小ぶりなヤツを調達。海鼠釉のイカしたヤツです。

火鉢だけあっても、それだけであったかくなるわけではないので、中に入れる灰&炭も同時に購入。

この火鉢に対してどれくらいの量の灰が必要なのか、とか、それらに対してどういう種類の炭がどれくらい必要で、またそれはどれくらい持つものなのかなど、なにもかもがわからんまま、見切り発車っていえば見切り発車での使用開始ですが、とにかく今のところ非常に快適、あったかく過ごせております。

ただ、なんか、灰が足りない感じがあるんですけどね。8分目くらいまで灰が入ってるのが普通な気もするのですが、もう無くなっちゃったんですよ灰が。ここに入れた分で全部。

追加で買うべきでしょうかやっぱし。

この冬は電気代もガス代もなんかやたら値上げしてますから、この際火鉢生活に戻ったらいいんじゃないですか、なんて去年の忘年会やこないだの宴席で話しましたら、もうね、その場の全員から反対されましたよ。軽くアホ扱い。あんなものはちっともあったかくない、あったかいのは火鉢の真上だけ、なのに場所だけ食って邪魔でしょうがない、と。

そう言われると書いたくなるのが人情というものです。いいじゃないですか火鉢。エネルギーインフラへの依存レベルが比較的低い暖房スタイルです。3.11みたいなのがまた襲ってきたら、これがあると無いとでエラい違いになりますよ。

そういうわけでオレはっていうか弊社はこの冬をこれで乗り切る予定です。

ちなみに2つ目ももう注文済み。

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昔々、歌手にスカウトされた件。

昨日は区議会議員選挙への立候補を勧められた話を書きましたが、そういや同じ頃、歌手スカウトされたこともありました。

立候補要請の件と比べ、こちらはもうあからさまなサギ臭に満ちた、ウサン臭いことこの上無いお話でした。

某カラオケスナック店が主催するカラオケ大会がありまして、その収録のお仕事をいただいたのです。

で、こういうことはどうやらよくあるらしいのですが、審査時間中のステージ間つなぎにお前さんも1曲やってくんないか、と。

そう言われたら断る術はありません。しょうがないからやったわけです。

そしたら大会終了後の打ち上げの席、審査員をやってた作曲家先生がいつのまにかオレの隣に来まして、

・アンタ(オレです)の歌を聴いたが、アンタの歌にはひとの心を惹きつけるなにかがある

・だからアンタは歌い手になるべきだ。差し当たって私の教室に来るべきだ

・アンタの努力で紅白も夢じゃ無い、いやアンタなら可能だ

・私のコネでCDデビューさせてあげる

・そういう諸々を踏まえ、とりあえず私に200万預けなさい

と、熱く語るのです。

こんな昭和的なわかりやすいインチキ話も無いなぁ、と思ったのですが、オッサンがこんだけ熱く語るってことは、そこそこの成果もあるんだろうな、と。明らかに迷惑メールだとしか思えないようなアホくさい宣伝メールでも1,000通出せは1件は引っかかり、またその1件で充分な費用対効果が得られるそうです。

でもまぁ断りましたよ。普通断るよなぁ。

で、後日、主催したカラオケ店に行った際、主催者でもあるマスターにこの話をしたら、

「200万って言われなかった?あの人はなんか知らんけどいつも“200万”なんだよ(笑)。」

と。

要するにあの審査員のオッサンは、あちこちのカラオケ大会やらに審査員かなんかで潜り込んで、ほうぼうで200万200万言って歩いてる、ってわけですね。

なんで200万なのか知らんけど、決まって「200万」なのでちょっと有名なんだそうでした。

「アンタだけじゃないよ、ほら」

と見せられたのは、その店の常連さんがポーズを決めてるジャケットのCDでした。一人二人じゃなかった。

CDはCD-Rでした。ジャケットはオフセット印刷でしたけども、即ち量産プレスされたものでは無い、という意味です。なにしろ200万払った人がこの店の常連だけで何人もいる、という。

自分の店の常連客が、ありていに言ってサギにひっかかってるのを、このマスターのオッサンはただ黙って見てるんだなぁ、と思いました。

こうなるとサギの片棒担いでるのと変わらんじゃんかよ、と思いましたが、まかり間違って紅白に出たりできちゃう可能性が理論的にはゼロでは無いわけで、100%サギとは言い切れないんですね。

この世界は一時が万事こんな感じなんだな、と。

「アンタも200万出してやってみたら?(笑)」

なんて言われましたけどね、こんな業界からは1分1秒でも早くエクソダスしなければ、ということで、あれから関わってません。

やっぱり、余計なことはしないが吉、です。

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区議会議員への立候補を誘われた件。

そういえば今年は江東区長選挙・江東区議会議員選挙があるんですよね。4月だったか。

昔々に区長・区議選開票速報番組をやったことがありますが、あの頃だいたいトップ当選の方の得票数は3000くらいだったと記憶しています。それがこないだの区議選だとドンケツ当選者の得票数がそれくらい。それだけ我が江東区は人口が増えてるってことですね。いいのか悪いのか知らんけども。

その3000票でトップ当選出来てたような時期、オレも区議選に出ないかと誘われたことがあります。いや誘われたというか、今思えば結構ガチな「立候補要請」でした。供託金はこっちで持つ、各種運動はこちらで段取る、なんの具体的負担はかけない・身体ひとつでOK、という条件で、なんか書類を書いてハンコも押して、とかなんとか言われた。

あの頃のオレは江東区地域情報番組を作ってまして、だいたい月30日のうち15〜20日は自分で顔出し出演しておりました。地域情報番組をやるのに、そのネタどころか当該地域のこともなんも知らない・縁もゆかりもない、ただ滑舌が良くて愛想が良いってだけのキャスターがしたり顔で「地域情報」を語るっていう図式に抵抗がありまして、じゃあ取材した当人が自ら出演して取材した事柄について喋った方が一次的でイイじゃないですか、という、要するにそういう趣旨に拠ります。数年後に東京MXTVが「東京ニュース」と銘打ってVJ:ビデオジャーナリストという概念を打ち出してきましたが、思えばアレの先駆けです。

でもって当時取材してるのがほとんどオレだったので、必然的にオレばっかし出演することとあいなった、と。

(ちなみにこの時期、勝手にベラベラ喋るオレをキャスターとして受け止めてくれたTくんとはまだ良いお付き合いをさせてもらっております)

なにしろ90分番組を1日4回リピート放送してましたので、ざっくり月に120時間くらいメディアに顔を晒してたわけです。ローカルとはいえ。

そういう体制を1年くらい続けてると、なんやかんやで顔を覚えられるようで、まず砂町のジャスコで子ども連れのお母さんに、また錦糸町、靖国通り沿いのサンクスの店員のアンちゃんに深夜に声をかけられたりしましたよあの頃。サインもらえますか?とか言って。

まぁなにしろ立候補を誘われたのですが、要するにヤツはとりあえず顔が売れてるし、当時平均年齢が23区の中でも高めと言われてた江東区議会議員の中にあって、若いヤツはその若さだけでもアドバンテージだ、ということだったみたいです。当時30歳代前半でしたんでねオレ。若い力で!とか、キャッチコピーもわかりやすい感じで設定できる、と。

あたりまえですが丁重にお断りしました。

まぁ最初からその気は無かったっちゃそうなのですが、お断りした具体的理由のひとつは、身体ひとつでOKとか言いつつ、スーツ着なきゃダメだって言うんですね。厳密にいえばそりゃ話が違うじゃんか、というわけです。

いやスーツがイヤだからというより、やっぱしスーツ着なきゃダメですか?と言った時、そりゃダメですよっていうかスーツくらい着ましょうよ(苦笑)と答えられた、その口調が気に入らなかった、というのが正確です。なんかモノの言い方がちょっとだけシャクに触った、という。

こういうのはデカいですよ。心根の底の底がこういうとこに出るもんです。

あんとき立候補してたらどうなってたかな、確か当選者の中で最低得票数は2000票をちょっと切るくらいだったと記憶してますが、間違って2000票獲得しちゃってたら区議さんですよ。また、立候補経験者ってだけでそこそこのハクにもなるとかも、あのとき言われたです。

どうなってたかなぁオレ、と時々思うのですが、冷静に考えれば皆さん一生懸命運動などに注力されてるってのにテキトーな感じで首を突っ込んだだけでそんな簡単に通るはずもなく、またどっちにしたって長続きはしてないと思うので、ってことはその分今のキャリアが削られてたわけで、やっぱし出なくて良かったなぁ、と思います。

人間よけいなことはしないが吉、なのです。

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